地元工芸品なども馬の祭り会場にあるかも

古い社殿の石柱に抱かれた広場で、繰り広げられた奈良県の馬の祭りを満喫した。列を成す騎手達が纏う装束は白と紺が基調で、緻密に刺繍された文様が陽光を柔らかく反射していた。

対照的に他都市では、赤や金を多用した華やかな衣装が特徴で、舞い上がる砂埃が生命力を強調する画を描きます。

さらに北側では、革細工や木彫り道具を並べた露店が見受けられ、地元工芸品アピールに重きが置かれていた点が印象深い。

自分達が体験した奈良県の馬の祭りは、騎乗者がゆるやかに足を止め、的板を前に静謐なやりとりを交わす、儀式的な佇まいが中心。太鼓が観客の静かな息遣いと調和、神聖な空気を生んでる感じ。

これに対し東側では、拍手と掛け声がリズミカルに会場を揺らし、音楽と共鳴するような躍動感があったとこも、興味深い差異だったね。

足元に敷かれた砂利を整えるスタッフも、奈良県の馬の祭りでは、古式に則った文様を描くようにゆっくりと進められ、儀礼の一部として尊重される様子。

静と動が合わさるバランスは、他地域と比べ華やかさや活気は穏やかだけど、空間と一体化するような臨場感を味わえます。